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予防歯科

小児歯科

ブラッシング指導

虫歯や歯肉炎にならないようにするためには、お家での毎日のケアが必要です。
そのために、正しいブラッシング方法の指導を行っております。

まずは歯垢(汚れ)を染めてみます

当院では、汚れの染め出しをして、お口の汚れを確認してもらうところから始めます。

磨けているようで意外に汚れが残っているんです
一見、きれいに磨けているように見えますが…
実はまだ、こんなに歯垢(汚れ)が!!
※赤く染まっているところが磨き残しです

歯垢(汚れ)を見ながら
歯磨きの練習をしましょう

自分で歯磨きできるお子さんには、染め出した汚れを見てもらいながら、
より上手に歯磨きしてもらえるよう歯ブラシの練習をしていただきます。

歯科衛生士がお手伝いします
お子さんが小さい場合には、汚れを染め出した後、保護者の方にブラッシングをしていただき、そばで歯科衛生士がお手伝いします。

フッ素塗布

フッ素は歯に作用させると歯の表面に取り込まれ、結晶の一部になります。
フッ素を含む歯の結晶は、普通の歯の結晶よりも固く、酸に溶けにくいものになるのです。

  • 歯にフッ素を塗布すると、エナメル質に直接作用して、そのカルシウム塩と反応します。すると、フッ化カルシウムが形成され、虫歯になりにくい歯になります。
  • フッ素が歯に結びついたとき、歯は耐酸性となり、酸に対する抵抗力が強くなります。
  • フッ素は酸生産菌の発育を阻止し、また、発酵阻止作用があり、虫歯の予防になります。

注意

  • フッ素塗布後30分間は、飲食とうがいを控えてください。
  • 「フッ素を塗ったから虫歯にならない」というのは、大きな間違いです!
    毎日の歯磨きが虫歯を防ぎます。
  • 一度塗ったからといってすぐ効果が現れるわけではありません。
    繰り返し塗ることにより効果が得られます。定期的に来院しましょう。

シーラント

歯の『みぞ』を掃除してバイ菌が入らないよう樹脂で埋めることをシーラントといいます。
痛みがなく、歯にやさしい処置です。

奥歯には『みぞ』があり、バイ菌がたまりやすくなっています。
この『みぞ』は深いので、歯ブラシで完全に取ることはできません。そのまま放っておくと、虫歯になってしまいます。特に子どもの歯や、生えたばかりの大人の歯は虫歯になりやすいのです。

そこで、この『みぞ』の中をキレイに掃除して、バイ菌が入らないように埋めてやれば虫歯の対策に非常に役立ちます。
これをシーラントといいます。

この処置は痛くないので、麻酔も必要ありません。
虫歯になって痛い治療をするよりも、ずっと簡単で、歯にとってもやさしく、歯も長持ちします。

歯石除去

歯石は歯垢(プラーク)が唾液の中のミネラルと結合して石灰化したもので、
主に歯と歯ぐきの境目につく灰白色の石のような硬いかたまりです。
いったん歯石になってしまうと、通常の歯ブラシでとることはできないので、機械を使って取り除きます。

下の前歯の裏側は歯石がつきやすい場所です。
歯石がついたまま放置しておくと歯肉炎を起こしたり、悪化させたりするので、歯石をきれいに取って、清潔な状態を保てるように、歯みがきを練習しておくことが重要です。

間食指導

ブラッシング指導とともに間食指導もしております。

長時間にわたっておやつを食べると、虫歯菌の繁殖を活性化させてしまいます。
おやつを食べるときは時間を決めて、チョコレートやアメなど、糖分が多く含まれているお菓子は控えめにしましょう。
これだけで虫歯のなりにくさに差が出てきます。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

定期検診について

早期発見、早期治療が可能に

子供の歯は、大人になってからの歯並び・咬み合わせ・顎の発育等に大きく影響します。

当院では、4ヶ月ごとの定期検診や成長によって変わる歯並びの検査、乳歯・永久歯の生えてくる時期に合わせて虫歯の検査等も行うことができます。

早期発見、早期治療が可能となり、お子さんへの負担が軽減されますので定期的に来院いただくことをおすすめします。